受難の主日(枝の主日)

☆2017年は4月9日(日)

受難の主日 (英:Passion Sunday)

受難の主日(Passion Sunday)は復活祭の1週間前の日曜日で、この日から聖週間が始まる。
カトリック教会では、この日のミサでキリストの受難の箇所を朗読するので「受難の主日」と呼ぶ。

また、イエスのエルサレム入城を民衆が木の枝を道に敷いて歓迎したことを記念する習慣(枝の行列)があるため、「枝の主日」「棕櫚(しゅろ)の主日」、正教会では「聖枝祭」とも呼ばれる。

4世紀末のエルサレムでは、オリーブ山からキリストの墓の上に建てられた聖墳墓聖堂まで枝をもって行列する習慣があった。こうした習慣は西方教会にも伝わり、ガリアの教会では7〜8世紀頃から枝の行列が行われ、12世紀にローマ典礼に採り入れられた。

(「岩波キリスト教辞典」より)

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