ありがとうございました(受洗者記念文集)

和田 まどか(仮名)

 「すべての悩みを手放して、楽になりましょう」・・・私が受洗させていただきたいと申し上げた時の晴佐久神父様のお言葉です。洗礼式を終えた今、神父様のこの言葉をかみしめつつあります。
 私は60代半ばのこの年齢まで、キリスト教とはまるでご縁がありませんでした。そんな私が、友人にサポートされて初めてミサにあずかったのは、ちょうど3年前の4月でした。この3年の間、代母様はじめ、友人たち、入門係の方々が、私をずっと見守り、支え続けてくださいました。何とお礼を申し上げてよいか。心より感謝しております。
 この3年間、回数を数えられないほどのミサにあずかってまいりました。そして御ミサを通して、少しずつ、少しずつ、固く閉ざしていた私の心が柔らかくなってきたような気がします。気付いたら「みこころのままに」という言葉が、静かに心にしみこんでいました。私にとって受洗は、ひとつの通過点でもあり、また、新しい人生のスタート点でもあります。この年齢になって、新しい人生がスタートできるとは何という幸せなことでしょう。
 最初の神父様のお言葉にもどりますが、私は今、「生きるのはラクなほうがいいなあ〜」としみじみと思います。
 これまで導いてくださった多くの方々に心より感謝申し上げます。そして今後ともどうぞよろしくお願いいたします。