神様に呼ばれて

田島 優作(仮名)

 小学生の頃から原稿用紙に字などを書いたことが全くないので、うまく書けるかどうかわからないのですが頑張って書きます。

 4月7日、自分は洗礼を受けて神様の子にしてもらえたのを本当に嬉しく思います。まだ本当に神様の子になれたのかな?なんて考えてしまって信じられません。

 自分は、今まで、めちゃくちゃな人生をおくっていました。
 不安だらけで自分のことも全く信じてなく、人のことも全く信じてなく、神様のことなど頭には全くなく、人を悲しませたり傷つけたりを繰り返し繰り返し、していました。
 自分のことなんて、もうどうでもいいやって毎日思い、やけくそに今まで生き、そんな気分でいるのが心の底ではイヤだったのかもしれなく酒を飲んでごまかし、薬にまでも手を出して、気付いたら薬から離れられなくなっていました。自分の中で薬が生活の中で一番になり、自分のことを心配してくれる人や大事な友達も失い、一人になってしまいました。

 ある日、薬がきいている状態で何日も何日も寝てないときに車で薬を買いに行く途中で事故を起こしてしまい、運転していた仲間が大けがをしてしまいました。
 自分は、そのときやっと気付きました。このままじゃ絶対にダメになるっ!!もう止めなきゃ!!
 何だかわからないのですがその時に思い出したのが、自分が小学生の頃に無理やり母親に連れて行かされたサレジオの教会や日曜学校でした。子供だったので日曜は遊びたくて遊びたくて、いやいや日曜学校や教会に行っていたのですが、日曜学校の先生のことや、日曜学校で歌った神様の歌や、神父様のことを思い出して、神様を信じる気持ちっていいことだったんだなって思い、何十年ぶりに母親に会いに行って、母親に「教会オレも連れて行ってよ!!」って頼みました。母親はすごく喜んでくれて、母親の周りの人も全力で自分の教会のことで動いてくれました。

 去年の1月頃から教会に行き、仕事が忙しかったりして信者になるための勉強会にも出られず、信者になることを諦めていた頃に、シスターから多摩教会の晴佐久神父様のことを聞き、「神様があなたの事をここに呼んだのですよ」と言われ、自分も神様の子にさせてもらい、本当に嬉しく思っています。

 これからは、神様の子になったのだから、自分を信じて人も信じて、いつも自分の中にいてくれる神様を信じて生きて行きたいと思うようになっています。すぐには自分は変われないけど、できれば人に優しい気持ちを持てたりして生きたいと今は思います。
 神様のことを思い出せたことで母親とも何十年ぶりに会い、教会に来ていろいろないい人に会い、優しい気持ちをもらいました。
 神様のことを自分に思い出させてくれた神様に感謝します。
 「ありがとうございます」