2002年2月号 No.342  2002.2.16

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1 今年度もよろしくお願いします 宮下 良平神父
2 この一年よろしくお願いします 岩藤 大和
3 新成人祝福のミサについて  
4 成人式を迎えて 森本 文己
5 成人式の祝福を頂いて 泉崎 幸代

  今年度もよろしくお願いします

                             宮下良平神父

 昨年より、私は皆さんに「来年は移動するでしょう」と言つておりましたが、1月 下旬の移動発表では、もう一年多摩教会にいることになりました。
 今年度の人事異動は、来年度から始まる小教区再編成のために、大司教様は最小限 の移動にとどめられました。
 私も昨年来、心の準備をしていたのですが、大司教様から「あと一年よろしく」 と1月中旬に言われて、びっくりしたと同時に、気が抜けた感もあり、またホッとし たことも確かでした。
 私がこの多摩教会に赴任して7年が過ぎようとしています。皆さんも見飽きた顔だ とは思いますが、よろしくこの一年おつき合いください。
 ところで、この2002年度は、2003年度から始まる東京教区の小教区再編成の具体的 準備に向けての一年になります。何をどうしたらいいのか、さっぱり分からない現状 ですが、5月頃までには協力してゆく小教区の名が提案されることでしよう。
 それを踏まえて多摩教会でもどのような協力ができるかを相手の小教区の方々とも 話し合わなければなりません。
 また、これから先のことを考えて、教会事務に関して、私がやってきていることを 何人かの信徒の方に手伝っていただくことで、将来は主任神父が、たとえ他の小教区 を兼務することになっても転出入などの事務処理が滞らないようにしたいと思ってい ます。

 さて、話は変わりますが、先日の総会で提案されたことは、とても大切なことだと 思いますので、皆さんもお互い気を配って実行してゆきましよう。
 それは「初めて教会に来られたような方に声をかける」ということです。初めて 来られた方は他人から声をかけられたくない方も中にはいるでしょうが、多分ミサが なんだかちんぷんかんぷんで、どう動いたらいいのか、どう祈ったらいいのか、どこ で立ったらいいのかなどの不安とか孤独感を感じながら、 ミサの時間を過ごしている方が多いと思われます。
 そのような方がエントランスや隣の席におられたら、先ず声をかけてみましよう。 具体的には「ミサは初めてですか」と一言声をかけて、聖歌集を開<のを手伝ってあ げたら、きっと“今ここにいる自分は一人ぼっち”という孤独感が薄らぐのではない でしようか。
 皆さんも実感されていると思いますが、徐々にではありますが、初めてミサに来ら れる方が目立ってきました。
 私たちももう少し、隣の席に坐っている方が初めてで、おどおどしているようでし たら、「良き隣人」となるように心配りいたしましょう。
 声をかけると同時に、初めて来られる方への何か印刷物などをエントランスなどに 置いておく工夫もこれから考えてゆきましよう。
 そして、平日に教会を訪れる方のために、信徒館での受付をしてくれるボランティ アを募ることも一緒に考えてゆきましよう。

 このような「声かけ運動」も、この一年で行わなければならない大切な小教区再編 成への一人ひとりの準備かもしれません。
この一年、一緒にがんばりましよう。
よろしくお願いいたします。

                        神に感謝。


        この一年よろしくお願いします
                                  岩藤 大和

 今年度信徒総会で新体制の顔ぶれが紹介されたのを機に、改めて新役員としての心 構えについて考えてみました。教会では年間を通して多くの行事が行われ、特に今年 は小教区再編成に関する大きな課題がありますが、ここではこのテーマから少し離れ て、わたしたちがどんな視点から何をすべきかについて述べます。
 まず一つに多摩ニュータウンの地にある教会である事実。桜並木に白い十字架の聖 堂は、ニュータウン通りの新名所になりました。ここで行われる行事や、集まる人た ちに、地元はもとより多くの人々が関心を持っています。「地域に開かれた教会とは 何か」、「多摩教会に初めて来た人に何をすべきか」などは信徒総会の自由意見の中 で出されました。 早速今年のテーマに入れることになりましたが、これは大切なこ とと考えます。
 もう一つはわたしたち自身の教会である事実。主日のミサに与り週の心の糧を得て 祈るわたしたちの教会であること。身近に集い、今出来ることを奉仕する。福音宣教 の活動とはこんな近くにあると思います。
 早速3月には大きな行事が続きますが、この気持ちを込めて取り組む所存です。ど
うぞこの一年よろしくお願いします。




 
        新成人祝福のミサについて

 今年多摩教会に所属する信徒の中で、11名の方々が成人式を迎えられました。その 中で若宮拓郎、森本夏己と黒崎幸代さんの3人が13日に宮下神父様から祝福を受けら れました。
 ミサの後、神父様から紹介された3人の若者はそれぞれ自分の抱負を述べて、挨拶 をされました。森本、黒崎さん二人は「かおり保育園で働いています」という言葉で 挨拶を始められました。それを受けて、学生の若宮さんの「私はかおりで働いていま せん」という挨拶が爆笑を呼びました。森本・黒崎さんから寄せられた次のような文 をご紹介します。

成人式を迎えて
                           森本 文己
 1月13日私たちは多摩教会で宮下神父様の司式の下、大勢の信者さんの中でミサ中に 成人の祝福のお恵みをいただくことができましたことを心より感謝いたします。いつ も制服で与るミサをこの日は着物で少し緊張しましたが、とても嬉しかったです。
 私はシスターになりたいと思い、小学校を卒業して、実家である長崎から宮崎の宮 崎カリタス修道女会志願院へ入会しました。宮崎で中学、高校と6年の学生志願期を 終え、今アスピラントとして多摩かおり保育園で働かせていただいています。2年間 のアスピラント生活を3月で終わり、修練院へ行きます。成人式を迎えた今これから は大人として自覚を持ち、もっと祈り、仕事に励み、シスターとなれるよう日々努力 していきたいと思います。宮下神父様、信者 の皆様本当に有り難うございました。

成人式の祝福を頂いて
                           泉崎 幸代
 1月13日多摩教会で宮下神父様の司式で信者の方々に見守られる中、成人の祝福をし ていただきました。あんなに盛大にしていただき、本当に有り難うございました。
 私は、この20年間を考えてみると、本当に家族、友達、シスター、出会った方々、 そして神様に感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろな人に助けられ、支えられて来 たなと思います。人は支え合って生きていくと言いますが、私の場合は、周りの人に 助けてもらう方が多いと思います。家を離れて東京に来て2年ですが、その間いろい ろな方々に出会って、人の優しさを感じました。だから、これからはもっと神様のお 恵みに感謝して、今私ができること(仕事、 祈りなど)を積極的にしようと思います。
 本当に神父様、信者の皆様、私たちの成人の祝福を有り難うございました。これか らもよろしくお願いします。

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