5/31(日)講演会@上智大学/入門講座休講

2015ASF神父様講演会

上記のとおり、晴佐久神父の講演会が、上智大学四谷キャンパスで行われます。
内容は、「生きにくい世の中で生きていくには」。
無 料
どなたでも入場できます

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【 上智大学四ツ谷キャンパス 】
>>> アクセスガイド(交通案内)
〈JR中央線、東京メトロ丸ノ内線・南北線/四ッ谷駅 麹町口・赤坂口から徒歩5分〉

>>>キャンパスマップ(大学構内案内図)
〈3号館は、正門から入り、正面向かって右側です〉

【ご案内】
ASF2015「イベント一覧」
または
『SOPHIANS NOW』No.177 Spring2015 p.9
をご覧ください。

【窓 口】
03(3238)3041(上智大学ソフィア会)

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なお、そのため、
5月31日(日)の「入門講座:日曜日クラス」は休講
となります。
当日はぜひ、上智大学の方に、お話を聴きにいらしてください。

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巻頭言:主任司祭 晴佐久昌英「デジタル世界の市民となりましょう」

デジタル世界の市民となりましょう

主任司祭 晴佐久 昌英

 試しに、ネットで検索してみてください。「多摩市教会」で検索すると、カトリック多摩教会がトップに出て来ます。「多摩市キリスト教」でも、トップです。
 これは、とってもすごいことです。検索の順位は、アクセス数を始めとするいくつもの要素を元にほぼ自動的に決まってくるものであり、作為的な要素がないかぎりは、実際に重要なものほど順位が高くなる仕組みだからです。カトリック多摩教会が検索のトップに出てくるということは、この教会がこの地域においていかに重要な働きをしているかということを物語る、明白な証拠でもあるのです。
 たとえば、多摩市に住んでいる誰かが、試練の中で救いを求め、近くの教会に行ってみようと思ったとしましょう。パソコンで「多摩市教会」と打ち込むと、トップに「カトリック多摩教会」と出てきます。トップに出てくる教会ってどんな教会かなとクリックしてみると、多摩教会のホームページが現れます。スッキリとした分かりやすい画面と、初めての人に親切な内容。記事も豊富で更新も頻繁、見るからに温かい雰囲気です。ホームページを見慣れた人なら、ここが生き生きした教会であり、「だれでもおいでください」という熱意を持って、ていねいに受け入れ体制を整えていることがすぐわかります。
 そうして一人の神の子が、実際に教会の門をくぐり、福音に出会って救われ、試練を越えて生きる喜びに満たされるならば、教会のホームページはそのまま天国のホームページになっていると言えるのではないでしょうか。

 今年の新受洗者に、ネットの情報がどれくらい影響しているかを尋ねてみました。
 1:「インターネットの情報がなかったら、多摩教会に来ることはなかった」
 2:「インターネットの情報は、多摩教会に来るにあたって非常に役に立った」
 3:「インターネットの情報とはそれほど関係なく、多摩教会に来た」
 この3つのどれが当てはまるかを聞いたところ、それぞれおよそ三分の一ずつでした。私が多摩教会に着任してから6年間の成人の受洗者は約180名ですから、単純計算するとそれぞれが60名ほどということになります。
 多摩市にキリスト教の教会は数多くありますが、そんな中で、もしも多摩教会のホームページが検索の順位でずっと下位の方だったならば、また、「福音の村」も始めていなかったならば、60名ほどの人は確実に多摩教会に来ていないし、さらに60名ほどの人が来ていなかったかもしれない、ということです。

 教皇フランシスコは、2014年の「世界広報の日」メッセージで語っています。
 「インターネットによって、キリスト者のメッセージを『地の果てに至るまで』(使徒言行録1・8)届けることが可能です。教会の扉を開いておくということはまた、デジタル環境においても扉を開いておくことを意味します。それにより人々は、人生のどんな状況にいても教会に入ることができ、それによって、福音がすべての人に届けられるのです」
 そして、「大胆に、デジタル世界の市民となりましょう」と励ましておられます。

 いまや、ソーシャルネットワークの時代です。ホームページ、ブログ、Eメール、フェイスブック、ツイッター、ライン、ありとあらゆるツールを使って、福音を発信しましょう。神の愛を語り、救いの喜びを証しし、「福音の村」を紹介し、多摩教会を宣伝し、様々な教会のイベントに誘いましょう。毎週のように福音を聞いているのですから、毎週のように福音を語りましょう。ネットを使えばチャンスは無限です。一日に一回はパソコンの前に座り、あるいはスマホを手にして、福音を流してください。
 あなたにほんの少しの情熱さえあれば、送信ボタン一つで、大航海時代の宣教師千人分の働きができる時代なのですから。

連載コラム:「事実の陰にこそ『愛の真実』が・・・」

連載コラム「スローガンの実現に向かって」第53回
事実の陰にこそ「愛の真実」が・・・

稲城・川崎地区 志賀 晴児

 ノーベル賞受賞者やオリンピック金メダリストなど、長い地道な努力の積み重ねで人並みすぐれた才能をようやく花開かせ、明るい社会づくりに多大な貢献をされた各界の方々が脚光を浴びています。まことに賞賛に値する快挙です。一方、大多数の市井の無名の一人ひとりがそれぞれの人生で何かを探し求め、たとえ、ささやかであっても社会のために何らかの役割を果たしています。人々が苦労して探し求めて得た事実の陰には、眼には見えず、手にも触れられない「愛の真実」が人知れず、隠れているのではないでしょうか。

 私も仕事で巡り合った様々なことをはじめ、数え上げれば限りがないほど夢中で答えを探し求めました。その結果、具体的な支えと多くの励ましとによって今まで導かれてきました。中でも学生時代に、「自分はなぜこの世に生まれてきたのか、この世の最上、最高の価値とは何だろう?」という疑問に真摯に応えてくださった何人もの素晴らしい師と巡りあった事実こそ、数多い「探しもの人生」での幸せな邂逅でした。リタイア後の日々をどのように充実してこころ穏やかに過ごすか、それが今、私の探し求めているものです。
 よくよく考えてみれば、私がこれまでの人生行路で得てきたのは自分で探し求めて見つけ出し、解決したものではなく、時の移り変わりの中でいつも他から与えられたという事実です。自分自身それなりに望み、努力したつもりでも、一人では何事も決して解決できず、また必ずしも甘い結果ばかりではありませんでした。でも、不思議な力によって支えられ勇気づけられたのです。「それが一番よかったからそのようになったのだ。これこそ私への愛の証し、感謝すべき貴重な贈り物だったに違いない」と、正直ずっと後になってやっと気づいたという次第です。オアシスははるか彼方に存在するものではなく、今現在、この私がオアシスの中にいるのです。

 戦争で非業の最期を遂げた方、重い傷病や様々な人生の難儀に直面して悩んでいる家族、事故や災難でひどい目に遭われた人々の苦しみを思えば、私の悩み痛み悲しみなど些細なもの、どんなに恵まれ平穏に過ごしてこられたことでしょう。これまでに受けた多くの事実の陰に、確かに私への暖かい愛の真実、心のよりどころ、オアシスが潜んでいたように思います。有難いことに肉親や多くの知人、友人たち、名前を知らない世の中の沢山の人々、そして何にもまして普段全く気づかずにいる偉大な力が、いつも私の痛み、苦しみを代わりに受け入れてくださり、不束で粗こつ者の私が幸運を頂いてきたのです。
 実際、老若男女を問わず人間誰でも突然どのような苦しみに遭遇するかは想像もつかず、苦難の真の意味を人智で推し量るのは困難ですが、「詩篇119-71、72」の「こらしめを受けたことが私を幸せに導き、私は掟を学んだ。あなたの教えは素晴らしい、すべての金銀にまさる」とのことばの真意を悟りたいものです。そして、一切を限りなく尊い御者にお任せした先人たちの確固たる信仰が、苦しみ、悲しみの意味するものを恵みと喜びの花束に変えた模範から少しでも智恵を学びとりたいと願わずにはいられません。

「初金家族の会」からのお知らせ

「初金家族の会」からのお知らせ

 乞田川(こったがわ)沿いの若葉、青葉が美しい季節の5月1日、多摩教会・初金家族の会は信徒会館で中嶋 誠さんの卓話に耳を傾けました。
 長年、商社で海外勤務をなさった信徒の中嶋さんは長崎各地のキリシタン史を研究なさっています。今回は、去る3月17日に長崎で盛大に開かれた「信徒発見150周年記念ミサ」を中心とした行事に参加されての体験や、浦上天主堂での信徒発見の物語を巡る数々の逸話、厳しいカトリック禁制の250年の間、信仰を守り続けた人々の貴い支えになった福者岐部ほか内外の聖職者の凄絶な宣教活動の様子など、貴重な史実の数々を紹介されました。
 私たちは先人の真摯な信仰に目から鱗が落ちるような思いで深い感銘を受けました。

 初金家族の会、次回は6月5日(金)、ごミサのあと11時からの1時間です。どなたでも大歓迎、お茶でくつろぎながらのなごやかな集いに、どうぞ気軽にご参加ください。

ご来場、ありがとうございました!

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(画像はクリックすると、それぞれ大きく表示されます)
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5月3日(祝)、グランギタークインテットによる
チャリティーコンサートが行われました。

クラシックギターの重奏が織りなす、繊細でもあり、情熱的でもある音色に
うっとりと耳を傾けながら、演奏家たちの醸し出す温かな雰囲気にも癒やされた、
恵み溢れる午後のひと時でした。

ご来場の皆さまからの募金は、
東日本大震災の復興支援のために使わせていただきます。

たくさんの方々のご来場、また、募金へのご協力、
本当にありがとうございました。

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